またまた抑えた鷹の育成左腕・大関に工藤監督も前のめり「評価上がってます!」

ロッテ戦で9回から登板した大関は3人でピシャリ

支配下登録を目指すソフトバンクの育成2年目左腕・大関友久投手(23)が25日、ロッテとの練習試合(宮崎)で1回無安打無失点の好投でアピールに成功した。

0―0の9回からマウンドに上がり、左打者3人をピシャリ。まずは先頭・和田を外角の変化球で空振り三振。続く佐藤にはファウルで粘られフルカウントに持ち込まれるも、根気強く真っすぐで遊ゴロに打ち取った。最後は福田秀を力ない一飛に仕留め、貫録すら感じさせる堂々の三者凡退に封じた。

これには工藤公康監督(57)も「今の結果は絶対に先につながると思う。勇気をもって続けていってほしい」とたたえた。さらに指揮官は「右打者に対しても左打者に対してもしっかりと投げられる。変化球もしっかりストライクが入っている。そういう所をアピールするというのは結果的には抑えるということ。それをしっかりとやってくれれば必ず評価は上がるし…上がっています! 次も楽しみです」と、いつにも増して前のめりだった。

期待の育成左腕が19日の紅白戦2回無失点、24日の西武戦2回無失点に続く好投で、首脳陣、球団フロントに実力をした格好だ。

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