乗合タクシー 450万円を計上 壱岐市予算案

 長崎県壱岐市は25日までに、3月2日開会予定の市議会定例会3月会議に提出する2021年度一般会計当初予算案など議案23件を発表した。一般会計は総額218億2千万円で、前年度比18億2千万円(7.7%)の減。
 新規事業では、初山地区で実施する乗合タクシー運行業務事業に450万円を盛り込んだ。高齢者らの移動手段を確保するため、地元のまちづくり協議会が主体となりコミュニティーバスを運行する。
 18年に内閣府から選定された自治体SDGsモデル事業には2700万円を計上。スマート農業を進めるためアスパラガス栽培の自動潅水(かんすい)システムの普及、自動運転の実証走行などに取り組む。
 歳入のうち市税は21億4800万円で前年度比4千万円減。借金に当たる市債発行は14億3900万円で、前年度に比べ7億4900万円減り、過去最少となった。市債残高は264億4200万円。
 本年度一般会計予算を6億7400万円減額する補正予算案も発表。補正後の予算額は282億9800万円。

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