【全日本】諏訪魔 アイスリボン道場を電撃視察も…藤本つかさブ然「またがないで!」

練習を視察した(後方左から)諏訪魔と石川修司。トレーニングをする(前方左から)藤田あかね、Yappy、藤本つかさ

全日本プロレスの〝暴走男〟諏訪魔(44)が、女子部門「エボリューションガールズ(エボ女子)」の立ち上げ準備を急ピッチで進めている。

26日には石川修司(45)とともに埼玉・蕨市内にある女子プロレス「アイスリボン」の道場を電撃訪問。同団体の取締役選手代表であり、エボ女子アドバイザーを務める藤本つかさ(37)に依頼し、女子の練習を視察した。

ちょうど合同練習後で、藤本、藤田あかね(34)、Yappyが居残り練習中だった。ところが暴走男の顔を見るや、見学許可を出したはずの藤本は「何しに来たんですか? そこをまたがないで!」と不機嫌モードに突入。鬼軍曹と化し、藤田とYappyが悲鳴を上げる場面もあった。とにかく場違いな大男2人が見守る中、1時間の熱のこもったトレーニングが繰り広げられた。

練習後もハプニングがあった。藤田が「エボリューションガールズに入りたいんです」と初対面の諏訪魔に直訴したのだ。寝耳に水の藤本は「は? あかねはアイスリボン所属でしょ。移籍するって? 何を言ってるの! これ以上、私を困らせないで…」と頭を抱えてしまった。

エボ女子はあくまで新人育成プロジェクトだが、諏訪魔も熱意だけは感じ取った様子。「まず暴走する覚悟があるのか見せてくれ。しばらくあんたの試合をチェックするから」と〝宿題〟を出し、ひとまず藤田の入門は保留となった。

視察を終えた諏訪魔は「勉強になったよ。男子とは練習方法が違う部分があることも分かったし」と満足げな表情を浮かべつつ、「コロナの影響もあって遅れたけど、新人発掘の方はちゃんと動いてるから。一人逸材が見つかったので、もうオーディションはやらないで彼女に決まり。近々トレーニングを開始する予定です」と明かし、帰路に就いた。

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