大分・堀田温泉「GALLERIA MIDOBARU」アートな旅を満喫できる新たなコンセプトの温泉宿が誕生!

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吉川

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フリーランスのプランナー&ライター&野菜ソムリエ。全国各地の野菜や果物に興味があり、時間を見つけては畑にお邪魔しています。その際には地域の温泉巡りを楽しんでいます。アグリツーリズム、フードツーリズム、スパツーリズムと、地域づくりのコンサルにもかかわっています。温泉文化は日本の誇り。

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国内随一の温泉観光地・別府市。古くから多くの旅人や文化を受け入れてきたこの町に、2020年12月、新たなコンセプトを持つ温泉宿「GALLERIA MIDOBARU(ガレリア御堂原)」が誕生しました。今までになかったアーティスティックな形で、別府でしか体験できない特別な時間を提供する温泉宿の魅力をご紹介します。

写真:アートと温泉が融合した温泉宿

別府には日本の源泉の約1割にあたる、約2300の源泉があるといわれています。それらは歴史の異なる8カ所の温泉郷を中心に分布していることから、これらを総称して「別府八湯」と呼ばれています。

別府八湯(別府温泉、浜脇温泉、観海寺温泉、堀田温泉、明礬温泉、鉄輪温泉、柴石温泉、亀川温泉)のひとつの堀田温泉は、湯布院・日田へ通じる古くからの交通の要衝で、江戸時代以降温泉場として栄えた歴史を持ちます。

目をひく個性的な外観を入ると!

特有の自然環境や文化的背景を持つ別府市の堀田温泉に、2020年12月、新たなコンセプトを持つ温泉宿「GALLERIA MIDOBARU」が誕生しました。

写真:とても目を引く外観

別府の地質や断層をイメージし、内と外の境界を感じさせずに連なる壁とくり貫かれた開口が特徴です。地元の土地を想起させる壁面の質感や、路地の多い別府の町をイメージさせる立体的な建築構造、天候や季節を直接感じ取れる空間はとても印象的!

写真:壁の質感も独創的! これもアートと触れ合うための演出!

個性的なエントランスを抜けると、日常から切り離され、感覚が研ぎ澄まされるような不思議な感覚になります。

外壁と連続する左官仕上げの壁面、九州産針葉樹型枠で打放され木の質感が残る天井。景色と一体化し、解放感ある吹き抜けのロビーに入ると、別府を題材とした個性的なアートとの出会いが待っています。

写真:様々な壁面にアートが飾られています

このホテルに宿泊する目的を、「別府をテーマにしたアート作品鑑賞」としてもいいくらいに、館内随所にすばらしい作品が展示されています。

別府や国内で活躍するアーティスト12組が別府にちなんだオブジェや映像、写真コラージュ、壁画などを制作し、1階から4階までの廊下やスイートルーム、レストランなどに作品28点を展示しています。

写真:座ってじっくりと鑑賞もできます

1階のエントランス横には中山晃子氏の作品で、粘土質の泥中に湯の泡が湧き出る「鬼石坊主地獄」の映像を流していたり、ロビーには大巻伸嗣氏の別府をモチーフとした球形のオブジェ「ゆだま」に目が釘付けになります。

ほかにも、西野壮平氏や青木美歌氏、オレクトロニカ氏などアーティストの作品がダイナミックに飾られています。

落ち着いた客室

装飾は極力排除したシンプルな造りで、壁と天井には、サスティナブルな素材である「貝灰漆喰(しっくい)」を使用しています。

国産ミズナラ材を用いた家具、大分産ヒノキのウッドデッキなど、心地よい肌触りを感じられる素材選びにとてもこだわり、不思議なほど安らぐ落ち着きの空間でゆったり過ごせます。

天然温泉は客室で楽しむ!

全35部屋の客室には天然温泉の半露天風呂が付いており、堀田温泉の名湯を源泉かけ流しで楽しめます。弱酸性低張性高温泉・硫黄泉のお湯はよく温まり、肌にも良いとされ、別府を訪れる湯治客にも広く愛されています。

写真:無垢の大きな石をくり抜いた浴槽は、温泉の温もりを蓄積し、遠赤外線の効果で体を芯から温めると好評です

客室内にある温浴室のタイルは、特注の美濃焼を贅沢に使用し、土をそのまま固めて焼いたような素朴な質感が特徴です。客室の半露天風呂では忙しい毎日を束の間忘れることができる、とっておきの非日常が体験できます。

こだわりのグリルダイニングとバー

既存の建物を再生利用しサスティナビリティを考慮したグリルダイニング「THE PEAK」では、地元の肉や野菜の素材の良さを引き出したメニューをカジュアルに楽しめます。

写真:野菜プレートの盛り付けもアート作品のよう(一例)
写真:お肉料理(一例)

空間の中心にある特注の石窯は本質的な質感を添える「銅板葺(ふ)き」を、内装や家具には九州産の広葉樹「センダン材」を使用し、壁面は「藁(わら)すさ入り貝灰墨漆喰」で仕上げています。

また、「HOT SPRING BAR」は別府の繁華街を感じさせる華やかな社交場のような空間を演出。厨房壁面には温泉水で変色した「真鍮(しんちゅう)板」が、バーカウンターの天板には耳付きの「国産オニグルミ無垢一枚板」を使用するというこだわりようです。

写真:アートに囲まれたバーが奥にあります

「GALLERIA MIDOBARU」で、別府をテーマにしたアート作品の鑑賞とこだわりの設え、客室の半露天風呂など、忙しい毎日を束の間忘れることができる、とっておきの非日常が体験をしませんか?

(まとめ・文:吉川、編集:hotspring727)