長崎バス観光 オンラインツアー開始 自宅で旅の臨場感

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オンライン上で長崎旅行ができるツアーの一場面(長崎バス観光提供)

 長崎バス観光(長崎市)は、オンラインバスツアーの販売を始めた。新型コロナウイルス禍で旅行や遠出をしづらい中、自宅で長崎旅行を楽しめるサービス。旅の臨場感やわくわく感を届ける工夫をしている。
 政府の観光支援事業「Go To トラベル」が一時停止して以降、同社はツアー商品の販売を停止中。昨年は観光バスの収益が前年の3割程度に落ち込んだという。観光業界が厳しい状況にある中、同社は新しい旅行の方法を模索。ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を使った旅を提案しようと昨秋から本格的に準備を進めていた。
 第1弾は長崎、諫早、島原方面を巡るコース。参加者はバーチャルのバスに乗り込み、添乗員と共に長崎市の長崎駅を出発。パソコン画面に軍艦島、グラバー園などの観光地だけでなく、車窓からの風景も映し出し、参加者が旅気分を味わえるようにした。
 雲仙市の長崎カステラランドと島原市の大三東駅では現地から中継し「旅の臨場感を届ける」。雲仙地獄では、事前配布する硫黄のにおいがする入浴剤を使って足湯ならぬ“指湯”をして独特のにおいが漂う温泉街を疑似体験する。
 同社は「長崎の良さを知ってもらい、コロナが落ち着いたときに実際に足を運んでほしい」としている。普段遠出できない高齢者らの利用も呼び掛けている。ツアー日は3月10、17、20、24、28の各日で午前11時~午後0時半。ツアー前に旅の土産品が自宅に届く。参加費は開始記念価格で2900円。問い合わせは同社(電095.856.5700)