EXITが“女性初の総理候補”野田聖子議員と「少子化問題」を考える

ABEMAが、「ABEMA NEWSチャンネル」にて、ニュース番組『ABEMA Prime』を平日夜9時より毎日生放送している。

**■兼近大樹「政府が子育てのメリットをバチコーンとかましてくれれば、魅力を見出す人が増える」 **

りんたろー。「色んな幸せの種類があるが、希望を持って子どもを産む選択もできる世の中であってほしい」

2021年2月25日(木)夜9時からの放送では、“女性初の総理候補”との呼び声も高い自民党の野田聖子幹事長代行をスタジオに招き、番組MCを務めるお笑いコンビ・EXITと「少子化問題」などをテーマに、日本の未来について議論を交わした。

りんたろー。は少子化問題について、「今の世の中は色んな形の幸せがある。それは、パートナーがいてもいなくても、お子さんがいてもいなくても同じ。そんな中で、『結婚していなかったり子どもがいないと半人前』みたいな空気がうっすらと世の中全体に漂っているのはどうかと思う」と前置きした上で、「たくさんある幸せの選択肢のうちのひとつとして、明るく希望を持って子どもを産む選択もできる世の中であってほしい」持論を展開した。

一方で、相方の兼近大樹は、「ゲームですら、死ぬほどハマっちゃうことがある。オモロいことが世の中にメチャクチャ多い現代では、“子どもを育てることや子どもがいること=幸せ”と直結しなくなっている」と推察。続けて、「全員ではないですけど、『子どもはいらない』と考える人も多いと思う。それは、女性も男性も関係なく。『子どもがいなくても別に楽しいぜ』と幸せを感じられる生き方もあるから。だけど、政府が子育てに対するメリットをバチコーンとかましてくれれば、何かにハマっているものがない人とかが、子育てに魅力を見出す可能性もあると思う」と若者視点での少子化対策を提案した。

2人の問題提起を受け、野田は「本当にその通りだと思う」としたうえで、「子どもの数が減少するということは、まだまだ国がやれることをやっていないということだと思う。例えば子どもがきちんと育っていく国をみると、法律婚以外の形も許容されるなど結婚のありかたも極めて自由。子どもを2人以上生んだ方が生活が楽になる制度を取り入れている国もあったり、日本ではまったく考えられないような取り組みをした結果が出ている。一方で日本は、政治も含め、皆が心地良く、新しい家族を迎えることを最優先にした努力ができていない」と自身の見解を明かした。

■野田議員が自身の政権構想を書き留める“野田ノート”の存在明かす「政治の世界を変えたい」

また、番組では“女性初の総理候補”を目指す立場から、野田聖子が自身の政権構想に言及する場面があった。

番組の進行を務めるテレビ朝日の平石直之アナウンサーから、「野田さんが総理になった場合は、何人の女性が入閣されるイメージですか?」と問われると、野田は「希望者がいれば何人でも。政治は国民生活の核なので、シンプルにいけば男女半々でいい。男性は排除しませんし、適材適所でやっていきたい。熱心で若い人たちをハッピーにしたいと考える土台が共有できれば、性別も年齢も問わないし、多様性を大事にしたい」と明言。一方で「政治の世界では、“男性でいること”が能力の一つになっている」と指摘し、「それは変えていきたい」と志を語った。

さらに、「“野田ノート”というものを作っている」と切り出した野田は、「毎年色んな国会議員とか出会った人を見ながら『この人、この大臣にいいな』と書き留めている」と明かし、スタジオの出演者を驚かせた。

本放送の様子は、現在も「ABEMAビデオ」で配信中。

■『ABEMA Prime』 放送概要

放送日時 :毎週月~金曜 夜9時~夜11時  ※生放送

放送チャンネル:ABEMA NEWSチャンネル

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