巨人のエース菅野が初実戦で新投球スタイルを披露 「バッターの反応がいい」と手ごたえ

今年初実戦を2回無失点に抑えた巨人・菅野

巨人のエース菅野智之投手(31)が27日、今季初実戦となる広島との練習試合(那覇)に先発。2回を投げ被安打2、3奪三振、無失点に抑え、開幕に向け好スタートを切った。

メジャーとの交渉の影響で、調整遅れが心配されていたが、初回から150キロをマークするなど順調ぶりをアピール。「まずは元気に投げることができて良かった」(菅野)と振り返った。

昨季のリーグMVP右腕は今季からプレートを踏む位置を一塁側に変更。さらにチームの投手最年長・大竹からは、右打者の内角を攻めるツーシームを教わっている。

「今年(プロ)9年目になるので、バッターの目線も慣れてきている。自分の中で変化を加えていかないといけない」と常に進化を求めるエースは「バッターの反応がいいんじゃないですかね」と新スタイルに手ごたえ十分だった。

「順調に来ているなという感じがしますね」と語った原監督は、菅野の開幕投手について「この一日、二日考えます」と明言こそ避けたが、本命は揺るぎようがない。

3月26日のDeNA戦(東京ドーム)で開幕投手となれば、7度目と上原浩治と並び球団最多タイとなる。20勝を目標に掲げるエースは「まだ開幕投げるか、分からないですけど、その辺は体の状態を万全な状態に(したい)」と腕をぶした。

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