新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で27日、入院中だった60代の男性1人の死亡と、10歳未満~90代の男女162人の感染が確認された。63人の感染経路が不明という。
横浜市によると、亡くなった男性は昨年12月30日に陽性と分かり、入院後も状態が悪化。今月26日に肺炎で亡くなった。
クラスター(感染者集団)となっている県厚木保健福祉事務所管内の保育施設で職員と園児計18人の感染が判明。施設は21日から休園しており、感染者は計30人となった。川崎市川崎区の認可保育園「だるま国際ころころ園」でも50代の女性保育士が陽性となり、27日から臨時休園となった。
既に職員1人が陽性だった相模原市緑区の高齢者グループホームで入所者7人の感染が判明したほか、患者2人に陽性者が出ていた相模原南病院で患者3人が新たに感染し、市はそれぞれクラスターと認定した。
既にクラスターとなっていた横須賀市立うわまち病院では、入院している80代の男性患者の感染が新たに確認された。また、市教育委員会は児童3人の感染が分かった小学校を当面、臨時休校にすると発表した。
一方で横須賀市は、26日に発表した40代男性の感染確認を取り下げた。