ニュルブルクリンク耐久シリーズ、2021年は予定どおりシリーズを開催へ

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 ドイツのニュルブルクリンクを舞台に争われている耐久レースのシリーズ戦、ニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS)が、すでに発表済みのカレンダーどおりに3月20日のオフィシャルテスト、さらに翌週の開幕戦を開催することを発表した。

 2020年シーズンの開幕直前、またたく間に世界中へ感染拡大を広げた新型コロナウイルス。世界各国の各主催者や大会ごとに、早急に衛生安全管理のガイドラインや感染予防策が徹底されたが、国や市町村レベルのコロナ禍においての条令も頻繁に変更や更新がされたために、世界中のモータースポーツのカレンダーが何度も改正される等、大混乱に陥った。主催者らや参加者の尽力の下、なんとか予定よりも数ヶ月遅れで開幕を迎える事が叶った2020年だった。

 NLS(旧VLN)においても、早急に大会主催者や開催地のニュルブルクリンク、ドイツモータースポーツ協会(DMSB)やロベルト・コッホ研究所、ニュル近郊の国立ボン大学の研究所、市町村の保健所等による度重なる対策会議を経て、3ヶ月遅れで無事に開催に漕ぎ着けた。大会組織委員会によって昨年設けられた衛生ガイドラインとコロナ禍においての労働安全衛生条令がシーズンオフに見直され、改良・改正を経て、参加者がコロナ禍でのルールの厳守や感染・拡大リスクを抑える努力をした上で、今季は計画通り3月20日にオフィシャルテスト、3月27日に開幕戦を予定どおりに開催することになった。

 すでに参戦チームの関係者、およびドライバー全員に、今季の新コロナルールブックがオンラインで配布されており、今季は新たにパドックへのアクセスは、パドックに入る48時間前までのPCR検査もしくは抗体検査の結果、陰性証明がある者のみ許可されることになるほか、パドック全域、屋外屋内問わず医療用マスク(FFP2またはサージカルマスク)の着用が義務づけられる。

 昨年同様に、各チーム内で参加できる人数を最小限に削減し、パスやパーキングチケットは貸し借りができないように各自パーソナルパスが支給される。たとえば1台参戦の場合(SP9・SP-PRO・SPXクラス以外)、チーム監督1名/エンジニア2名/メカニック3名/給油担当1名/消火器担当1名/タイヤ担当1名/ケータリング等のチーム雑用業務1名の合計10名+ドライバーのみの参加が許可され、スポンサー、家族や友人知人の参加も不可。また、ラウンジの使用もチーム関係者のみとなっている(SP9・SP-PRO・SPXクラスはプラス1名追加可能)。

 現地観戦を数多くのファンが待ち望んでいるNLSだが、昨年同様に当分の間は感染拡大防止によりグランドスタンドおよび、ノルドシュライフェ全域において観客の導入を中止し、自宅での観戦に協力と理解をファンに求める。しかし、NLSのオフィシャルサイトやYouTubeで無料放映されるライブストリーム放送では全9戦においてヘリコプターを飛ばし、上空からの中継も加わるとあり、ファンにはニュルブルクリンク24時間レースに近い状況で、広大なノルドシュライフェの迫力あるバトルを観戦できるようになるという嬉しいファンサービスも行われる予定だ。

 また、今季のNLSにはファルケンタイヤGmbHが、新たに大会オフィシャルメインスポンサーに就任し、全参戦車両のフロントフェンダーには『FALKEN』のロゴステッカーが掲載されることが発表された。

ニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS) 2021年スケジュール
3月20日 オフィシャルテスト
3月27日 第66回ADAC Westfalenfahrt
4月17日 NIMEX 第44回DMV4時間耐久レース
5月1日  第62回EIBACH ADAC ACAS Cup
6月26日 第52回Adenauer ADAC Rundstr.-Trophy
7月10日 第61回ADAC Reinoldus-Langstreckenrennen
7月11日 第44回RCM DMV Grenzlandrennen
9月11日 ROWE 6時間耐久ADAC Ruhr-Pokal-Rennen
9月25日 第53回ADAC Barabarossapreis
10月9日 第45回DMV Münsterlandpokal