ラグビー、小学6年生が大会 22チームが激戦

 小学6年生によるミニラグビー大会「ファイナルカップ」(県ラグビーフットボール協会主催、神奈川新聞社など後援)が20日、海老名市社家の海老名運動公園陸上競技場で始まった。日本代表が大活躍した昨秋のワールドカップ(W杯)イングランド大会以降、注目を集めるラグビー。大会関係者は「今後のラグビー人気を担っていくのが、この子どもたちの世代。ぜひ応援してほしい」と呼び掛けた。21日まで。

 大会は中学生になってもラグビーを続けてほしいという願いを込め、2011年から開催。今回は県内15チームに加え、東日本大震災以降招待している福島や岩手のチームなど計22チーム、約400人が参加した。

 「ノーサイドの笛が鳴るまで、仲間とともに一秒一秒、真剣に楽しく戦い抜くことを誓います」。藤沢ラグビースクール(RS)の吉田永遠(とわ)主将の選手宣誓に、身を引き締める選手たち。この日は予選リーグが行われ、1チーム9人が一つの楕円(だえん)球をつなぎ、激しいタックルを見せるなど熱戦を繰り広げた。

 同協会普及育成委員長の角田誠さんは「これだけ大勢の小学生がラグビーを楽しんでいることを、まずは知ってもらいたい。大きな体の子も小さな子も、足の速い子も速くない子も活躍できるのが魅力。より多くの人にすばらしさを伝えたい」と話している。

 21日は順位別のトーナメント戦が行われる。

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