松本人志は笑いに変えたが…「元カノ常盤貴子」を〝忖度カット〟したTV局の異様

チクリとやった松本人志

「ダウンタウン」の松本人志(57)が、番組で自身の過去のスキャンダルを掘り起こした。

松本は2月28日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」に出演。番組内では、東京五輪の聖火リレーランナーを歌手・五木ひろし、俳優・斎藤工などが辞退していることを取り上げた。

芸能界での辞退者が相次いでいることに、松本は「当たり前だと思いますよ。だってオリンピックやるってはっきり言ってもらってないもん」とコメントした。

ただ、番組では石川県で聖火リレーランナーを務める予定だった女優・常盤貴子の辞退についてはなぜかスルー。松本は「あと、こんだけいろんな人が辞退しているのに、常盤さんを入れない忖度が僕はちょっと気持ち悪いんですけどね…」とつぶやいた。

これにMCの東野幸治がすかさず「それは多分、松本さんと昔…」とイジリ。松本は「全部言うてまうんかい!」と返し、スタジオは笑いに包まれた。

松本と常盤は1995年に交際報道が飛び出した間柄。当時はともに独身で、今となっては〝思い出〟の1つだろう。

「自ら率先して過去のスキャンダルに触れ、笑いに変えるのですから、さすが松本さん」とはテレビ関係者。ネット上でも称賛の声が相次いだが、背筋が凍った人もいたという。

昨年11月、「アンジャッシュ」渡部建が大みそかの恒例番組「絶対に笑ってはいけない」(日本テレビ)シリーズに出演すると週刊誌でネタバラしされ、松本はワイドナで「ルール違反も甚だしい」と苦言を呈した。

「口調はいつもと変わらず、芸人らしくオチもつけた。でも実際は本当に怒っていた。今回の常盤さんの件も番組サイドが勝手に〝忖度〟したことに本気で納得いっていない可能性がある。周りが気を使いすぎてつまらなくなるのを松本さんは嫌いますからね」(お笑い関係者)

このご時世において、25年以上前のスキャンダルを松本の顔色をうかがって削ったのなら異様だ。ある意味、テレビ界における松本の影響力が垣間見えた瞬間だったのかもしれない。

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