美ら海水族館の近く、伊江島でも低空飛行 慶良間では自衛隊機か

 軍用機とみられる大型機の低空飛行が2月24日、沖縄県本部町の海洋博公園と伊江島の間の海上で確認された。慶良間諸島周辺では28日、日の丸のような模様のある機体の低空飛行が目撃された。琉球新報の取材に、航空自衛隊那覇基地は「現在のところそういう情報は認識していない。細部は明日(1日)確認する」とした。海上自衛隊那覇基地は「担当者不在のため明日確認する」と答えた。

 本部町などの低空飛行を目撃した男性によると、2月24日午後0時15分ごろに1機が確認でき、15分後に別の機体が飛来した。男性は「肉眼で見ていてかなり低かった」と振り返った。同日は、同町瀬底島の周辺でも大型機の低空飛行が確認された。

 慶良間諸島周辺では28日午後3時20分ごろ、航空機が渡嘉敷島と阿嘉島の間を通過し、慶留間島寄りに旋回し南下する様子が確認された。目撃した男性によると、機体は全体的に灰色に見え、胴体に日の丸のような模様があった。標高157メートルの慶留間島と同じくらいの高さで飛行していたという。男性は「島の子どもたちも怖いと言っている。何か起きてからでは遅い」と語った。

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