堤真一 “狂気” の父親熱演に…矢田亜希子「撮影の時もめっちゃくちゃ怖かった」

舞台挨拶に登場した堤真一

映画「砕け散るところを見せてあげる」(4月9日公開)の完成報告舞台あいさつが1日、都内で行われ、W主演を務めた中川大志(22)と石井杏奈(22)、北村匠海(23)、松井愛莉(24)など、今をときめく若手俳優とともにベテランの堤真一(56)が登壇。抜群のトーク力で主役の座を奪った。

コロナ禍で公開が延期となっていたが、作品自体は2年前に完成。中川は「ようやく公開できること、本当にうれしく思います」と笑顔を見せた。

そんな中、石井のミステリアスな父親役を演じた堤について、矢田亜希子(42)は「映像見たらものすごい怖いんですけど、撮影の時もめっちゃくちゃ怖かったです。本当に近寄っちゃいけないんじゃないか、と。ただものではないという狂気を芝居の表情で感じてました」と振り返った。

これに対して「そお?」とトボけてみせた堤だが、ここらトークのスイッチがオン! 「(ロケ地が)奇妙な家なんですけど、そこの家の人も変わった人。住んではるのに、ひとつも出てこない。人がいるんですよ。住んでるんですよ。普通ならチラっとのぞいたりするじゃないですか。一瞬、住んでないのかなっていうぐらい気配がなくて、そっちの方が俺より全然怖いなと思った。ロケ地、貸してくれてる人『怖っ』って思ってました」とまくし立てた。

だが、娘役の石井は同調せず「私は全然(怖くなかった)。堤さんの方が怖いなと思ってました」と苦笑していた。

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