マヂラブ・野田クリスタルがコンビ結成を断られた人気芸人とは?

野田クリスタル

M―1グランプリ2020王者、マヂカルラブリー(野田クリスタル=34、村上=36)が1日深夜に放送された「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(テレビ朝日系)に出演。野田がアルコ&ピース結成前の酒井健太(37)にコンビ結成を持ちかけ、酒井が断っていたことが明かされた。

野田は高校在学中に同級生とコンビを組み、15歳で人気バラエティー番組「学校へ行こう!」(TBS系)の「お笑いインターハイ」で優勝。16歳の時に東京吉本所属となった。2004年には別の相方と出場した「M―1グランプリ」(2004年)で3回戦に進出した。

10代半ばにして才能を評価されていた野田はすっかり天狗になり、学校行事には「参加して欲ほしいならギャラをよこせ、というスタンスになっていた」という。また吉本のお笑い養成学校NSCに通わずに芸人になったことで、NSC出身者を見下していたとも。

そうした態度が原因で、友人はゼロ。さらに舞台ではウケず、野田は〝地下芸人〟の世界にどっぷりはまっていったという。

そこで出会ったのが現アルコ&ピースの平子祐希(42)と酒井。当時、平子は「セクシーチョコレート」というコンビ、酒井は「ホトトギス」というトリオを組んでいたが、同時期に解散した。

野田は「インディーズ界では2人とも天才でした。その天才がほぼ同時期に解散した。俺はどちらかと組みたかったんです。平子さんはピンでも完成されている。年の差もあった。酒井さんに声をかけたんですけど、断られまして」。

酒井は断った理由を聞かれ「僕も松本さん大好きで、自分を松本人志だと思っていたんですけど、もっと松本人志だったんで、怖かったんです」と意味不明な説明した。村上と野田によれば、地下芸人には自分が〝松本人志の生まれ変わり〟だと思っているコジらせ系が多いという。

酒井に断られたことを根に持っているのか、野田はアルコ結成の経緯について「どういう話し合いでなりました? どっちからなんですか?」と切り込み、酒井が平子を誘ったと知ると「今だから話しちゃってくださいよ。野田クリスタルのことどう思ってたんですか」と執拗に質問した。

酒井は「マジで一番天才だと思ってました。野田が笑わないとおもしろいネタじゃないと僕らも思ってました。マジで松本人志です。絶対に」と才能を認めながら、コジらせた返答でケムに巻いた。

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