2014年、当時小学生だった男の子が、哺乳類の骨格化石を発見しました。
これまでも福井県や石川県で哺乳類の化石が発見されたことはありましたが、どれも部分的なもので、体全体がわかる骨格化石の発見は世界的にも珍しかったため、この出来事は大きなニュースになりました。
テレビを見ていると、このような歴史的発見や、新種が発掘されたニュースが時々目に飛び込んできますが、自分には縁のないことって思っていませんか？
実は哺乳類の骨格化石を見つけた男の子と同じように、歴史に名を残せるチャンスはあなたにもあるんです！
今回はそんな歴史的発見ができるかもしれない、『かつやま恐竜の森』の化石発掘体験をご紹介します！
かつやま恐竜の森の化石発掘体験
ということで、行ってきました！
福井県勝山市にある『かつやま恐竜の森』。
「この会場で国内初 哺乳類骨格化石発見」と書かれていますが、まさにこの恐竜化石発掘体験会場で、大ニュースになった哺乳類の骨格化石が発見されたんです。
福井は恐竜王国！？
実は福井県は、言わずと知れた恐竜王国。
たくさんの恐竜化石が発見されているのはもちろんのこと、日本国内で発見され、新種とされた恐竜のほとんどが福井県で発見されているんです。
そんな福井県の中でも、ここ、勝山市は日本で最も恐竜の化石が発見されている地域です。
フクイラプトル・キタダニエンシス、フクイティタン、フクイサウルス、フクイベナートルと、「フクイ」と名のつく恐竜（＝福井県内で最初に見つかった恐竜）は全て勝山市で発見されています。
さらに、コシサウルス・カツヤマという名前の恐竜もいますが、これももちろん勝山市で発見されました。
勝山市では、特に北谷（きただに,フクイラプトルの名前にも入っていますね！）という場所で日々発掘作業が行われているので、今後さらに新種の化石が発見されることがあるかも！
発掘体験場には、北谷の実際の発掘現場の石が運ばれてきています。
もしかしたら、あなたが新種の化石の発見者になれるかも！
インストラクターのお兄さんによると、新種の発見は難しくても、恐竜や哺乳類の化石など、研究対象になるような貴重な化石が発見されることはたまにあるんだとか。
その場合は、発掘者の名前入りで博物館で展示されることもあるそうです。
化石発掘体験に挑戦！
歴史に名を残すべく、私もやってみました。
化石発掘体験！
事前説明
まずは、インストラクターのお兄さんから、化石の特徴や発掘の方法の説明を聞きます。
ここでは、化石がどんな形や色をしているのかや、発掘するための道具の使い方などをよく聞いて発掘体験に備えます。
発掘に使う道具は、ハンマー、タガネ、ゴーグルなど。（写真右）
軍手は自分で準備します。（100円で購入可）
写真左側の石たちは、これまでに化石発掘体験で実際に出てきた化石です。
黒くなっている部分や葉脈っぽいところが化石です！
ここで発掘できる化石の大部分は植物、貝などで、これらはお家に持って帰ることもできるので、勝山旅行の素敵な思い出の品になりますよ！
ひたすら叩きます！
一通り説明を聞いたらいよいよ化石発掘体験の始まり！
これ！と思う石を選んでひたすらハンマーでトントンします。
化石発掘体験のポイントは、とにかくよく観察すること。
黒っぽい石に化石が入っていることが多いので、よく見て石を選びましょう。
物によっては外に化石が見えているものがあります。叩くとさらにレアな化石が中に入っているかも！
割りやすいもの、割りにくいものがあったり、割るのにコツが必要だったりするので最初は難しいですが、慣れてくると簡単に石が割れるようになってきます。
とにかく叩きまくって新種の発見を目指しましょう！
コツを掴むとだんだん楽しくなってきますよ〜。
貝の化石発見！
私は貝の化石を発見しました！
奥側が貝の化石で、手前が貝がくっついていた跡の部分。
跡も化石とみなすので、一気に2つの化石をゲットしました〜。
割れない、ポイ、割れない、ポイを繰り返し、この貝も最初は気づかずポイしそうになったりとかなり苦労したので、見つかった時の達成感は気持ちよかったです。
植物よりもレア度が高い貝が見つかったことで俄然やる気が出ましたが、この後根気よく発掘を続けても、出てくるのは植物ばかり。
やっぱり新種を見つけるのはとっても難しい…。
ですが、植物や貝も出てくるとすっごく感動！
何と言っても家に持ち帰ることができるので、一生忘れられない思い出の品になりますよ！
もしかしたら新種の発見ができるかもしれない、ロマン溢れる発掘体験。
ぜひチャレンジしてみてください！
新種を発見すれば発見者の名前がつくこともあるので、あなたも歴史に名を残すことができるかも!?
今シーズンは3/20から開始で、予約受け付けもすでに始まっています！
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