音楽で元気届け 無観客でも生き生きと 海自佐世保音楽隊、定期演奏会

無観客の中で力強い演奏を披露する海上自衛隊佐世保音楽隊=佐世保市、アルカスSASEBO

 海上自衛隊佐世保音楽隊は2月27日、長崎県佐世保市三浦町のアルカスSASEBOで、定期演奏会を開いた。新型コロナウイルス感染防止のため、無観客での開催となったが、隊員は市民に元気を届けようと力強い演奏を披露した。
 同音楽隊は1955年に創設。九州各県などで毎年計70回の演奏会を開いているが、本年度は新型コロナの影響で開催が制限されている。
 この日は、隊員30人が出演。「勇気と元気を与えよう」を目標に掲げ、長崎県スポーツ行進曲や名作映画のテーマなど計8曲を披露した。隊長の真道友樹1等海尉は「(無観客でも)しっかりと気持ちを整え、生き生きとした演奏ができた」と笑顔で語った。
 演奏会の様子は、ケーブルテレビ局「テレビ佐世保」が3月28日午後8時から放送する予定。

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