立ち技格闘技イベント「K―1」の年間最大ベント「K’FESTA.4 Day.1」(21日、東京ガーデンシアター)で村越優汰(26)と対戦する芦澤竜誠(25)が3年前の雪辱を誓った。
2日に都内で練習を公開し、サンドバッグを使った体幹トレーニングで好調をアピール。一度引退を表明後、昨年12月の両国大会で復帰して今回が2戦目となる。
「前戦で勝って喜んでくれた仲間が、自分のことを誇りに思ってくれている。それを考えたら練習に懸ける思いが強くなっているし、練習の意味も分かってきた」と手応えを語った。
相手の村越には2017年12月に対戦し、判定負けで敗れたが「人間って体の細胞が変わるもの。だから3年前の俺は俺じゃなく別人なんですよ。筋肉や皮は変わっている。俺は新しいんですよ」と自身のリニューアルに自信を持つ。
3年前は格闘家としての心構えが甘かったというが、練習面と食事面での意識が変化。サンドバッグを使用した体幹トレーニングは最近始めたもので「大変だけどパンチの固め方、腹筋などバランスがよくなる」と有効と感じたものは貪欲に取り入れ、また食事制限も継続する。
牛肉や豚肉は一切摂取せず、米、そばを中心に自炊して食生活を組み立てるようになった。「試合ではもっとスピード、パワーが上がっていると思いますよ。成長した姿を見せたい。村越選手のすべてを奪う」とリベンジの用意は万全だ。
今後については「次、勝ったタイミングで言う。びっくりしますよ。いばらの道です」と不敵に笑った芦澤に注目だ。