DTMに参戦するチーム・ロズベルグがニコ・ミューラーとデフ・ゴアの起用を発表

 2021年からGT3カーで争われるDTMドイツ・ツーリングカー選手権にすでに参戦を表明しているチーム・ロズベルグは3月2日、2021年のドライバーとして、ニコ・ミューラーとアメリカ人ドライバーのデフ・ゴアを起用すると発表した。

 2020年までのDTMにも参戦していたチーム・ロズベルグは、新たにGT3カー規定となる2021年にもアウディR8 LMSですでに参戦を表明している。そんな新シーズンに向け、前年のランキング2位だったニコ・ミューラー、そしてユーロフォーミュラ・オープンやブランパンGTヨーロッパに参戦した経験をもつゴアというふたりのドライバーを起用することになった。ゴアはジョーイ・ハンド以来のDTMでのアメリカ人ドライバーとなる。

「ようやく最高のコンディションを整え、新シーズンを迎えられると言える。アウディR8 LMSはGT3レースで最も成功した車両であり、信頼を置いている。カスタマースポーツでもアウディと繋がりを維持していくのは当然のことだ」と語るのは、マネージングディレクターのキモ・リーマタイネン。

「数日前、ニコ・ミューラーが戻ってくることをチームに伝えたときは、喜びに満ちた瞬間だった。強力なチームでタイトルを争う野心をもう一度取り戻せるんだ。また、ゴアが加わり、フォーミュラだけでなくGT3でも素質を表明した、若いドライバーを獲得することができた」

 ふたたびDTMに挑むことになったミューラーは「チーム・ロズベルグから2021年のDTMに戻ることができるのを本当に楽しみにしているよ。新しい時代にアウディR8 LMSでタイトルに挑むことは、僕に新たなやる気を起こさせる。さあ、行こう!」とコメントした。

 またDTMデビューとなるゴアは「僕はずっとDTMの大ファンで、モータースポーツを始めてからずっとシリーズを追っていたんだ。チームとドライバーのレベルは最高のもので、チーム・ロズベルグから参戦できることは素晴らしい機会だ」と意気込んだ。

チーム・ロズベルグからDTMに参戦するニコ・ミューラー

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