【フロリダ州フォートマイヤーズ2日(日本時間3日)発】昨季、ア・リーグ東地区最下位に沈んだレッドソックスはチーム再建の過渡期を迎えている。特に投手力の建て直しは急務。昨季のチーム防御率5・58はリーグ14位(メジャー28位)と惨たんたる状況だけに、2年契約を結んだ澤村拓一投手(32)にかかる期待は大きい。なんと「守護神候補」として推す“気の早い提言”まで出ているほどだ。
そんな澤村は地元ボストン、そして球団周辺で「顔」にも注目が集まっている。マウンド上でピンチを切り抜け、雄たけびを上げた絶叫シーンが「あのクローザーに似ている」と指摘されているのだ。
そのクローザーとは、通算368セーブのジョナサン・パペルボン氏(40)。レッドソックスに2011年まで在籍し、最速97マイル(約156キロ)のフォーシームやスプリットを武器に07年のワールドシリーズ制覇にも大きく貢献した。
「パぺルポンはマウンドで仕事を成し遂げると声を張り上げながら絶叫し、観客の心を一気につかむ劇場型の人気者だった。澤村もパぺルポンとスタイルが重なる。ボストンで成功を果たせばパぺルポンに代わる“ニュー・スクリーミング・マン(新絶叫男)”として人気が定着する可能性は十分ある」(メジャー関係者)
ボストンでは地元メディアを中心に澤村が日本のファンの間で「シルベスター・スタローンに似ている」とウワサになっていたことも情報として広まっているそうで、2021年シーズンで澤村人気が爆発すれば“スクリーミング・スタローン”のネーミングが定着することになるかもしれない。