滝藤賢一「痺れるくらい面白いと確信」 中村獅童「スパイスのような存在に」 「孤狼の血」第二弾続投

松坂桃李主演映画「孤狼の血」の続編「孤狼の血 LEVEL2」に、滝藤賢一、中村獅童、音尾琢真、矢島健一が、前作と同じ人物役で続投することが明らかになった。

滝藤賢一が演じるのは、日岡(松坂桃李)が応援で参加することになったある事件の捜査本部で指揮を執る県警の管理官・嵯峨大輔。前作では直属の部下である日岡の裏切りによって、危うくその立場を失うところとなる監察官を演じた。「皆様の気合いの入り方が凄まじくて、テンションを合わせるのが大変でした」「完成が待ち遠しいですね。痺れるくらい面白いと確信していますから」と手ごたえを語っている。

中村獅童が演じるのは、裏社会と結びつく日岡をマークする安芸新聞の記者・高坂隆文。前作では大上の違法捜査を取材し、大上を自宅謹慎に追い込んだ。不気味に現れる記者を演じた中村は、「高坂のもついやらしさや異質な雰囲気が、物語の中でスパイスのような存在になればいいなと思います」とコメントしている。

音尾琢真が演じるのは、前作では広島仁正会加古村組の荒くれ者として、身体のとある部分に真珠を入れ込み暴れ回っていた吉田滋。今作では広島仁正会とつながる企業である、「パールエンタープライズ」の社長として登場。七三分けの髪形にちょびヒゲという、前作とは180度異なるいでたちを見せている。

矢島健一が演じるのは、日岡をはじめクセ者ぞろいの刑事たちを取りまとめる呉原東署刑事二課の暴力班捜査係係長・友竹啓二。前作から引き続きマル暴のトップとして呉原の治安を守り、日岡にも気を配るような役どころを演じる。

「孤狼の血 LEVEL2」は、第42回日本アカデミー賞など多くの受賞を果たした「孤狼の血」の続編。前作から3年後を舞台に、伝説の刑事・大上の遺志を受け継いだ若き刑事・日岡秀一の姿を、原作シリーズでは描かれていない完全オリジナルストーリーで描く。前作に引き続き松坂桃李が日岡を演じ、前作も担当した白石和彌監督がメガホンを取る。松坂に加え、鈴木亮平・村上虹郎・西野七瀬・中村梅雀・早乙女太一・斎藤工・吉田鋼太郎の出演が発表されている。

【コメント全文】
■滝藤賢一 広島県警本部・捜査一課 管理官 嵯峨大輔(さが だいすけ)役
皆様の気合いの入り方が凄まじくて、テンションを合わせるのが大変でした。いかにして日岡への復讐を果たすか、3年間、それだけを胸に虎視眈々と狙っておりました。長かったなぁ。再会のシーンでは憎しみなのか怒りなのか、自分でもどんな感情が湧くのか楽しみでしたが、やっと会えたという喜びからかまさかの恋心を抱くという不思議な現象が起きました(笑)。完成が待ち遠しいですね。痺れるくらい面白いと確信していますから。

■中村獅童 安芸新聞 社会部・記者 高坂隆文(こうさか たかふみ)役
実は前作撮影中に監督から続編をやるかもしれないと伺っていまして、その時から何がなんでも出演させて欲しいと熱望していましたので、今回また出演させていただけましたこと、大変光栄に思っています。高坂はどんな人にもずけずけと突っ込む嫌な奴です。でもその高坂のもついやらしさや異質な雰囲気が、物語の中でスパイスのような存在になればいいなと思います。
前作では松坂さんと絡まなかったので、今回ご一緒できて嬉しかったですし、熱量のある芝居が出来たのではないかと思っています。

■音尾琢真 パールエンタープライズ 社長 吉田 滋(よしだ しげる)役
コロナ禍で撮影する気概と、呉の空気感に触れられる喜びを感じた撮影期間でした。前作では、あるところに埋め込まれた真珠をとられるくだらない男で、今回は企業の社長として堅気になっていますが、七三にしても着飾っても吉田は吉田。ただ、身一つでのし上がっていこうとする男の思いは変わらず、それでも頑張っているぞという人間のバイタリティを表現しました。結局は真珠縛りのキャラになっていますが、非常に楽しかったです。

■矢島健一 呉原東署・刑事二課 暴力班捜査係係長 友竹啓二(ともたけ けいじ)役
久しぶりの呉には、ガミさんも土井ちゃんもいなく、イラコの親分も一之瀬もいなくて、寂しくなっているのかと思いきや、クソ元気な若い乱暴者が山ほどいて、白石監督の変態オヤジぶりがパワーアップしてもう大変な賑やかさでした。TV放映など知ったことかの潔さ。もう最高でした。呼んで頂き、本当にありがとうございました。大ヒット祈ってます。

孤狼の血 LEVEL2
2021年8月20日(金)公開
©2021「孤狼の血 LEVEL2」製作委員会

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