あぐりの丘 全天候型遊戯施設 来年9月から供用 長崎市議会教育厚生委

あぐりの丘に新設する全天候型子ども遊戯施設の内観イメージ図(長崎市提供)

 長崎市は2日の定例長崎市議会教育厚生委員会で、四杖町のあぐりの丘に新設する全天候型子ども遊戯施設の内容を示した。供用開始は来年9月。障害の有無や年齢に関わらず利用できる施設を目指す。
 施設は敷地内の「街のエリア」に整備し、鉄骨造り平屋で延べ床面積1700平方メートル。工期は7月から約1年間で、備え付け遊具を含む全体の建設工事費は9億2千万円。子育て支援団体などの意見を踏まえ、網状の大型ネット遊具やボルダリング壁などを導入し、多目的トイレには高齢者や障害者のおむつ替えなどにも利用できる「ユニバーサルシート」を設置する。
 あぐりの丘は現在、市の直営だが、遊戯施設整備に伴い指定管理者制度を導入する。委員からは「ここを拠点に活動してきた市民団体が引き続き利用し続けられるように」「駐車場から施設にたどり着くまでのバリアフリーも考えて」などの意見が出た。
 施設名称は公募で決める方針で、施設の利用料を設けるかは維持管理の経費などを踏まえて検討する。

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