【アイスリボン】中止危機乗り越え…藤本つかさ凱旋興行の4・18開催が正式決定「あとは私次第」

凱旋興行が正式に決まった藤本つかさ

女子プロレス「アイスリボン」藤本つかさ(37)が観光大使を務める宮城・利府町での故郷凱旋興行(4月18日、利府町総合体育館メインアリーナ)開催が正式決定した。

当初は昨年に開催予定だった同大会は新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期となり、さらに2月13日に東日本を襲った最大震度6強の地震により会場の体育館が破損。代替会場も見つからず、開催が宙に浮いた状態だった。

だが3日に利府町から連絡があり、修繕を早めるめどがついたことで急転直下で開催のゴーサインが出た。熊谷大町長(46)をはじめ町の職員たちが「どうにか利府町で藤本さんにプロレスをやってもらいたい」と一丸になって動いてくれた結果だという。熊谷町長とも面会した藤本は「今回の件で一層、私は利府町に支えられているんだなって感じました。本当にありがたいです」と感謝の言葉を述べた。

ただし凱旋興行前の3月27日東京・後楽園ホール大会ではICE×∞王者として雪妃真矢とのV2戦を控える。利府町の職員たちから「利府にベルトを持ってきてくれることを期待して『防衛おめでとう』のプレートを作っておきますからね」とプレッシャーをかけられた藤本は「引き締まりますね。舞台を整えていただいたので、あとは私次第。ベルトを取った時は町長から電報もいただきましたので、利府町にも(活躍が)届いている。これからも地元に届けます」と王座戦へ気持ちを引き締めた。

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