【K―1】金子晃大がKO宣言の先に見据える〝武居超え〟「俺の方がすごいと言われたい」

公開練習を行った金子晃大

立ち技格闘技「K―1」の年間最大イベント「K’FESTA.4 Day.2」(28日、東京・日本武道館)に出場する金子晃大(24)が、元スーパーバンタム級王者・武居由樹(24)不在の同級戦線の主役に躍り出る。

昨年3月以来、1年ぶりとなる試合で鬼山桃太朗(21)と対戦する。3日には都内で練習を公開し、ミット打ちで軽快な動きを披露した。「延期もあり期間が空いたのでコンディションもかなりいい。(試合では)熱いところは熱く、穏やかなところは穏やかに」と手応えを語った。

金子が主戦場とするスーパーバンタム級の王座には〝絶対王者〟武居が君臨していたが、昨年12月にボクシング転向を表明。返上となった王座は現在も空位のままになっている。

それに対し「(意識は)めちゃくちゃある。早く絡んでいきたい」と意欲を燃やす。だが〝ポスト武居〟という意識は一切なく「自分は自分。俺の方がすごいと言われたい。次戦も、試合を盛り上げるっていうのも大事だけど、自分がすごいっていう形だけでいいかな」と視線の先は〝武居超え〟を見据えている。

1年の休止中には走り込みなどで特に脚力がアップし、KO率の上昇も期待される。「今回、インパクトある勝ち方をしてベルトを狙っていこうかなという感じです。インパクトとはKOです」と予告。今後の王座戦線に向け、真価の問われる一戦になる。

© 株式会社東京スポーツ新聞社