東北新幹線、13日に所要時間短縮 通常ダイヤは月内にも復帰

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東北新幹線

 JR東日本の深沢祐二社長は3日の記者会見で、宮城、福島両県で最大震度6強を記録した2月13日の地震で被災し、一部区間で徐行運転が続く東北新幹線の所要時間を今月13日にも短縮する方針を明らかにした。通常ダイヤへの復帰は今月中を見込む。
 東北新幹線は仮復旧中のため那須塩原-一ノ関間で速度を落として運転しており、東京-仙台、盛岡間の所要時間は通常より約1時間長い。工事の進行に伴い、徐行区間の短縮や速度アップが可能になるという。
 ダイヤを改正する13日をめどに、東北・北海道新幹線の東京-新函館北斗間の直通運転も再開する見通しを示した。
 地震で那須塩原-盛岡間が一時運休した東北新幹線は、2月24日に全線復旧した。電柱などの電気設備を中心に、被害額は少なくとも約70億円に上る。
 深沢社長は東日本大震災の発生から10年になることにも言及。4月からの大型観光宣伝「東北デスティネーションキャンペーン(DC)」を念頭に置き、「東北はまだ復興できていない。第2ステージに向け、JR東グループとして役割を果たしたい」と述べた。