エンゼルス・大谷 センターへ「モンスター級」の特大アーチ

エンゼルスの大谷翔平は日本時間3月4日に行われたレンジャーズとのオープン戦に「2番・DH」でスタメン出場。第1打席で四球を選び、第2打席でセカンドゴロに倒れたあと、5回裏の第3打席でセンターのバックスクリーンを越える468フィート(約142.6メートル)の特大アーチを放った。この日は2打数1安打2打点の活躍で、オープン戦は打率.600(5打数3安打)、OPS1.867と好調をキープしている。

ジョー・マドン監督から「去年のどの時点よりも状態が良い」とコンディションの良さを絶賛されている大谷だが、指揮官の言葉を自身のパフォーマンスで証明し続けている。投げては実戦形式の打撃練習で100マイル(約160.9キロ)を計測し、打ってはバックスクリーンを越える特大アーチ。メジャーリーグ公式サイトは「モンスター級の一発」と伝えている。

試合後、「スイングだけでなく、ボールを見送っている感じも良かった。今のところは良い感じだし、もっともっと良くなると思う」と手応えを口にした大谷。昨季は肘や前腕の不調によりわずか2試合しか登板できず、膝の手術明けということもあって100%の状態でスイングすることもできなかったが、故障が癒え、万全の状態に戻っていることが投打両面のパフォーマンスからヒシヒシと伝わってくる。

ここまで打者として2試合に出場した大谷だが、日本時間3月6日のアスレチックス戦で初登板初先発が予定されている。今度はマウンド上での圧巻のパフォーマンスで首脳陣やチームメイト、そしてファンを驚かせることになるかもしれない。

大谷はメジャーデビューした2018年に投手として10試合で4勝2敗、防御率3.31、奪三振率10.97、打者として104試合で打率.285、22本塁打、61打点、10盗塁、OPS.925をマークして新人王を受賞。万全のコンディションで臨む今季はこの年を上回る大活躍を見せてくれそうだ。

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