ヤンキース・ブーン監督が一時離脱 ペースメーカーの手術を受ける

ヤンキースは日本時間3月4日、アーロン・ブーン監督が心臓にペースメーカーを埋め込む手術を受けるためにチームを一時的に離脱したことを発表した。手術は無事に終了し、ブライアン・キャッシュマンGMによると、ブーンは2~3日のうちに復帰できるようだ。ブーンは現役時代の2009年に心臓の開胸手術を受けており、ここ6~8週間のあいだ、呼吸困難、倦怠感、立ちくらみなどの症状を訴えていたという。

ブーンによると、スプリング・トレーニング開始前に様々な検査を受けた結果、心拍数が低いことが明らかになり、ペースメーカーが必要であると判断されたようだ。「ペースメーカーの手術を受けたことで仕事も私生活もこれまで通りにやっていける。長期的な健康を確保できたと思う」と語った。

また、ブーン不在時にベンチコーチのカルロス・メンドーサが代役を務めることも決定しており、メンドーサは日本時間3月4日のブルージェイズ戦で早速指揮を執った(4対1で勝利:7イニングで終了)。手術前にブーンと話したというメンドーサは「彼は笑っていたし、ミーティングの前にコーチ陣とジョークを言い合っていた。彼はそういうタイプの人間であり、そういうタイプのリーダーなんだ。彼の健康を祈っているよ」と語っている。

さらに、ブーンは選手たちに対して録音したメッセージを届け、ブレット・ガードナーによると、それを聞いて選手たちは安心したという。「心臓の話を聞くときはいつだって心配だよ。でも、彼が落ち着いている様子を知ることができて安心した。彼がいないあいだは寂しいけど、すぐに戻ってきてくれるのを楽しみにしている」と指揮官にエールを送った。

現在47歳のブーンは2018年シーズンからチームの指揮を執っており、就任から2年連続でシーズン100勝以上を記録(史上初)。昨季も地区2位でポストシーズンに進出し、就任から3年連続のポストシーズン進出となった。今季がヤンキースの監督として4年目のシーズンとなる。

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