NHK大阪局長が武田真一アナの〝忖度異動〟を否定「機能強化の流れ」と説明

定例会見を開いた角局長

NHK大阪放送局の角(かど)英夫理事・大阪拠点放送局長が4日、大阪市の同局で局長定例会見を開催した。

NHKは先月、「クローズアップ現代+」(総合、火曜~木曜午後10時)を担当する武田真一アナウンサー(53)が3月で降板。新年度から大阪局へ異動すると発表した。

一部では、自民党の二階俊博幹事長へのインタビューが不評を買い、同局が〝忖度〟をして異動に追い込まれたなどとも報じられたが、角局長は忖度との報道について「ご指摘のような事実は全くございません」と明確に否定した。

武田アナは新番組「NEWS きん5時」(4月2日スタート、総合午後4時50分)などでキャスターを務めることが決まっており、角局長は「武田アナウンサーはこれまで数々の緊急報道・災害報道を担当し、豊富な経験があるNHKを代表するベテランアナウンサーの一人。東京が機能停止となった時に備え、大阪の機能強化に力を注いでおり、武田アナが大阪で勤務することは機能強化の一連の流れに大きな役割を果たしてくれると考えている。東京を離れて、大阪からニュースを見ることで新しい視点が生まれることを期待している」と語った。

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