壇蜜 ジャーマンシェパードの茶色い目に「キュン」 「ハチとパルマの物語」に出演&予告編ナレーション

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ロシアで語り継がれる忠犬を描いた映画「ハチとパルマの物語」が、5月28日に公開される。公開を前に予告編ナレーションの収録イベントが実施され、ナレーションを担当し、本作に出演もしている壇蜜が、壇蜜がナレーションや作品について語った。

映画予告編のナレーションは初という壇蜜は、「ナレーションといえば、渋い声に渋い演出。てっきり、トヨエツ(豊川悦司)さんの仕事だと思っていました。自分とは対極の仕事で、緊張しました」と語りながらも、収録は一発OK。ホッとした表情を見せていた。今回の収録に挑むにあたり、「ロシアが舞台のお話なので、まずはボルシチを作って気持ちをアゲていこうと。最近、圧力鍋を買ったので…。ただ、ボルシチって(ロシアではなく)ウクライナの家庭料理なんですね!」と、会場の笑いを誘っていた。

動物の世話をするのが好きという壇蜜は、本作で飼い主を空港で待ち続けるジャーマンシェパードのパルマについて、「待っていたらいずれ帰ってくると分かっていたから、待ち続けたのだと思う。茶色の目を見ていると、優しさがにじみ出ていて、キュンとしました」とコメント。「人間の少年との交流も描かれていて、さらにワンちゃん好きになる映画だなと思いました」とアピールした。

2019年11月に故郷の秋田で行われた撮影については、「言葉の違いもあり、勝手が違う部分がありましたが、かなりスムーズでした。それに子役さんと動物なので、時間がかかるかなと思っていたが、とても連携がとれていた。厳しい寒さの中、多くのエキストラさんも頑張ってくださった。映画好きの集まりというのは、世界共通なんだなと」と回想していた。

本作には、フィギュアスケートのアリーナ・ザギトワ選手が、本人役で特別出演している。壇蜜は、「わたしもザギ様ファンなので」と大喜びな一方で、「鏡を見て、自分の顔の“平たさ”に驚きました」とも語っていた。最後に、「こういう時代になってしまったので、ぜひ渇いている人に見てほしい。コロナ禍で弱っている人もたくさんいるはず」と、映画をアピールした。

「ハチとパルマの物語」は、旧ソ連時代の1970年代にモスクワの空港に置き去りにされた犬のパルマが飼い主を待ち続けた実話をもとにした作品。日露合作作品として製作され、秋田県大館市も舞台となっている。日本からは、渡辺裕之、藤田朋子、壇蜜らが出演。秋田犬が大好きなことで知られるフィギュアスケート選手のアリーナ・ザギトワが友情出演し、秋田犬保存会からザギトワに贈られた秋田犬「マサル」も登場する。

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