“憧れの舞台へ”決意新た ハウステンボス歌劇学院卒業式

憧れの舞台に向け決意を新たにする卒業生=佐世保市、ホテルヨーロッパ

 プロの舞台人を育成するハウステンボス歌劇学院(澤田秀雄学院長)の第7期生卒業式が3日、ハウステンボス(HTB、長崎県佐世保市)のホテルヨーロッパであり、8人が憧れの舞台に向け決意を新たにした。
 昨年6月に入学し、寮生活を送りながら歌や舞踊、演劇などを学んできた。4月1日から歌劇ザ・レビューハウステンボスの公演に実習生として臨む。
 式では、学院長代理でHTBの坂口克彦社長が「これまで大変な苦労があったと思うが、それは全て皆さんの成長の糧になっている。お客さまにわくわくと感動を届けられるプロの劇団員になってほしい」とあいさつ。卒業生代表の二瓶叶(かなえ)さん=山口県出身=は「夢の実現のために希望と信念を持ち、初心を忘れず、自分自身と向き合っていく」と述べた。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、保護者や来賓は出席しなかった。
 卒業生で佐世保市出身の熊井徳花(のりか)さんは「ずっと憧れていた世界に行ける喜びでいっぱい。常に自分らしさを忘れず、輝ける男役になりたい」と笑顔で話した。


© 株式会社長崎新聞社