現職は立候補表明するも、取りやめ…。鴨川市長選は新人vs元職の一騎打ちの構図に!

鴨川シーワールド(鴨川市公式ページより)

2月28日に告示された鴨川市長選には、新人の吉田行伸(よしだ・ゆきのぶ)氏(62)、元職の長谷川孝夫(はせがわ・たかお)氏(72)の無所属2名が立候補しました。投開票は3月7日に行われます。

今回は2019年の台風被害からの復興策、今後の災害対策、地域経済の活性化策などが争点と考えられます。1期務めた現職は、いったん立候補を表明しましたが市の業務の発注を巡り議会で批判を受けたあと、立候補を取り下げたため、新人と元職との戦いという構図となりました。

県職員としての38年間の経験と実績で、鴨川の総合行政に取り組みたい

吉田氏は東北大学卒業。千葉県に入庁し、道路計画課長、災害・建設業担当部長、県道路公社理事長などを歴任しました。

吉田氏は以下の政策を掲げました。

・地域高規格道路の早期事業化と市内道路網の整備促進
・災害に強いまちづくり
・新型コロナウイルスに対応する医療機関の充実
・文化や芸術活動の場を確保

活力のある風通しの良い街になるよう、財政再建や市民会館建設に道筋をつけたい

長谷川氏は玉川大学文学部卒業。鋸南町立佐久間小学校校長、千葉県教育庁義務教育課長 参事兼教育総務課長、鴨川市教育委員会教育長等を経て、2013年の鴨川市長選に初当選。2017年に再選を目指し立候補しましたが落選。今回は市長への返り咲きを目指しての立候補となります。

長谷川氏は以下の政策を掲げました。

・国や県とのパイプを活用した新たな財源確保
・市民会館や体育館建設への道筋づくり
・新型コロナウイルスに関する相談窓口の拡充
・緊急時の避難施設の整備および充実

 

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