クオモ知事に辞任要求 外部機関がセクハラ疑惑調査 <オールバニ>

ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事からセクハラを受けたと告発する2人目の元側近の女性が現れたことを受け、州議会の少なくとも3人の民主党議員が、知事に辞任を求めた。先月28日付NBCニューヨークが伝えた。

同知事はセクハラ疑惑だけでなく、高齢者施設での新型コロナウイルスによる死者数を過少報告していた問題でも、連邦検察が捜査を開始し、窮地に立たされている。州議会議員からも、言葉による虐待と脅迫を受けたとして告発されている。これらの問題により、ほんの数カ月前まで2024年の大統領選で、民主党の最有力候補とみられていた同知事の評判は急降下し、政治生命が危うくなっている。

同知事はセクハラ疑惑を受けて先月28日、「迷惑な誘惑と解釈されたかもしれない行為」について謝罪したが、「不適切に触ったことはない」と述べた声明文を発表。

知事室は当初、セクハラ疑惑の調査を行う外部の弁護士選定について、同州のレティシア・ジェームズ司法長官に一任することに抵抗していたが、最終的にその要請に屈した。また2日、3人目のセクハラを告発する女性が現れた。

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