ジャネット・ジャクソンのドキュメンタリー映画が、デビュー40周年を迎える2022年に放送決定

Photo: Christopher Polk/Getty Images

ポップス/R&B界のアイコンとして知られるジャネット・ジャクソン(Janet Jackson)を題材にしたドキュメンタリー映画が、LifetimeとA&Eチャンネルで放送されることが決定した。『JANET』という仮タイトルが付けられているこの作品は、彼女のセルフタイトルのデビュー・アルバムの発売40周年にあわせて、2022年初頭に2夜にわたって放送される予定だ。

A&E、Lifetime、およびHistory Channelを所有するA+Eネットワーク・グループが製作を手掛け、様々な視点からジャネット・ジャクソンという人物を掘り下げる同ドキュメンタリーでは、とりわけ彼女の人生やキャリアの内側に迫る(日本の放送・配信は未定)。

Varietyによると、この映画の製作者は、独占アーカイヴ映像や未公開ホームビデオなど、ジャネット・ジャクソンの貴重な資料に異例のアクセスを与えられたという。ジャネット・ジャクソンとランディ・ジャクソンがエグゼクティブ・プロデューサーを務め、制作会社のワーカービー(Workerbee)とアソシエイテッド・エンターテイメント・コーポレーション(Associated Entertainment Corporation)協力のもと、彼女の父親で、(ジャクソン5を含め)自身の子供たちのキャリアを支えたジョセフ・ジャクソンが亡くなった3年前に撮影が開始された。

映画『JANET』は、ロックンロールの殿堂入りを果たしたジャネット・ジャクソンの永続的なキャリアに焦点を当てる他、2009年に亡くなった兄のマイケル・ジャクソンとの関係性や、2017年に誕生した息子など、彼女の私生活も掘り下げていく。

ジャクソン家の末っ子であるジャネット・ジャクソンは、彼女がまだ16歳だった1982年9月にセルフタイトルのデビュー作を発表し、その2年後には『Dream Street』をリリース。しかし、彼女を一躍スターダムに押し上げたのは、1986年のアルバム『Control』だった。グラミー賞にもノミネートされた同アルバムには「Nasty」「What Have You Done for Me Lately」、そして全米No.1ヒット「When I Think of You」といったヒット曲の数々が収録されており、全米アルバム・チャートでも1位に輝いた。

ダンスポップ、ヒップホップ、R&B、インダストリアル・ミュージックといった幅広いジャンルの垣根を越えたジャネット・ジャクソンは、その後も『Rhythm Nation 1814』(1989年)、『janet. 』(1993年)、『The Velvet Rope』(1997年)、『All for You』(2001年)といったマルチ・プラチナ・アルバムで軒並み全米No.1を獲得し、成功を継続していく。5度のグラミー受賞歴誇る彼女が、2015年にリリースした11作目のスタジオ・アルバム『Unbreakable』は、自身7作目の全米1位を記録している。

Written By Sophie Smith

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