新婚・小園は巻き返し誓うが… 広島関係者はピリ辛評価「終わってしまうことだってある」

広島・小園海斗内野手(20)が逆襲を誓っている。5日の教育リーグ・ソフトバンク戦(由宇)では「8番・遊撃」で先発出場。4回に2点適時二塁打を放つなど、4打数1安打2打点1四球と存在感を示し、「中堅から逆方向を中心にしたイメージで打てればいい。(適時打は)いい感じだったので続けていければ」と振り返った。

一軍昇格を目指して必死に汗を流すが、期待されるがゆえに取り巻く環境は厳しい。佐々岡監督から覇気不足を指摘されて春季キャンプは初の二軍。その間、同期の林晃汰内野手(20)や羽月隆太郎内野手(20)は一軍で猛アピールを続け、遊撃のライバルとなるドラフト6位・矢野雅哉内野手(22=亜大)も存在感を発揮している。

「悔しいので負けないようにやっていきたい」と小園も巻き返しを誓っているが「もっと泥まみれになって練習をしないとひと皮剥けられない。プロの世界は一旦落ちてしまえばあっという間。あれだけのポテンシャルを持ったまま終わってしまうことだってある」(チーム関係者)と周囲からは厳しい声もある。実際、ここまで二軍首脳陣からの一軍昇格への推薦を得られるまでには至っていない。

今年1月に結婚を発表し「応援もしてもらっているので期待に応えられるように、チャンスを掴めるようにやっていきたい」とグラウンドでの結果で信頼を勝ち取っていくつもりの小園。逆境を跳ね返していくことはできるか。

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