お見合い成立率がアップ! すでに成果が出ているAI婚活の可能性

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TOKYO MX(地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月~金曜7:00~)。2月8日(月)放送の「オピニオンCROSS neo」では、IT起業家の関口舞さんが“AI婚活”について述べました。

◆日本以上に活況な海外のマッチングサービス事情

内閣府は地域少子化対策として、2014年度から自治体による婚活や新婚生活への支援、子育てしやすい社会の雰囲気づくりに補助金を出していますが、新年度からは補助割合をこれまでの2分の1から3分の2に引き上げます。施策の目玉となるのは、婚活のマッチングシステムにAI(人工知能)を活用した場合への補助ですが、従来型も含めてマッチングシステムを導入している県は27。婚活支援センターは34道府県が設けています。

オンラインやデータ活用と婚活について、まず海外の現状はというとアメリカのマッチングサービス市場は大きく、その規模はおよそ2,000億円。ここ10年、オンラインで出会った夫婦は3%から35%まで上昇。さらにはオンラインで出会った夫婦のほうが、リアルで出会った夫婦よりも離婚率が低いというデータも出ています。

また、中国のマッチングアプリ「Tantan」はユーザー数が3億人を突破。これらの背景には、日本は職場で結婚相手に出会う人が多いものの、海外は同僚や部下を誘うことのハードルが高く、職場での出会いが難しいことも影響しているのではと関口さんは推察。そして現在、宗教やコミュニティごとのサービスや位置情報を使ったもの、高齢者限定のものなど、ありとあらゆるマッチングサービスがあり、データ&AIが活用されています。

しかし、能動的・積極的なアクションが必要なため、「意欲が高くないと大変な側面がある」と関口さん。さらには、年収や年齢、顔写真などで検索されることが多いので一極集中状態になることもしばしば。

一方で、真逆のオフライン婚活もあります。例えば、中国では「代理婚活」というものも。これは親が子どもの情報交換をしながらお見合いの話をまとめていくというイベントで、本人が積極的に活動しなくても話が進むというメリットがあります。

◆会ってみたら気が合うことも…AI婚活の可能性

そんななか、AI婚活は「それらの間をとったような感じで、とてもいいんじゃないか」と関口さんは推奨。例えば、愛媛県では、ビッグデータを活用したお見合いマッチングを2016年から運用開始したところ、お見合い成立率が13%から33%にアップ。埼玉県でも、2018年にAIシステムを導入。およそ4,500人が婚活サポートを利用し、これまで69組が成婚。そのうちの約半分の33組はAIシステムが提案した相手で、結果も出てきています。

AI婚活の魅力について、関口さんは「YouTubeのおすすめ動画のように能動的に検索しなくても提案してくれて、会ってみたら結果的に気が合ったなど、そういう出会いに期待できる良さがある」とメリットを挙げます。

そして、今後期待したいこととして「AIを仲人のように捉え、AIが言うのなら"会ってみようかな?”、AIが提案する人は"どんな人なのかな?”と魅力的で楽しいブランディングをすることで、結婚意向はあるけどそこまで積極的じゃない層に対するアプローチができる」と関口さん。また、なかには収入面や将来が不安で結婚に踏み込めない人もいるだけに、「雇用問題、制度の改善も必要」と訴え、「これからに期待したい」と話していました。

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<番組概要>
番組名:モーニングCROSS
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00 「エムキャス」でも同時配信
レギュラー出演者:堀潤、宮瀬茉祐子
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/morning_cross/
番組Twitter:@morning_cross