イオンで集団接種訓練 佐倉市、民間と独自モデル 新型コロナワクチン

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新型コロナワクチンの集団接種を想定して行われたデモンストレーション=5日、佐倉市

 佐倉市は5日、市内の新型コロナウイルスワクチンの集団接種会場の一つとして活用する大型商業施設「イオンタウンユーカリが丘」で、接種手順などを確認する訓練を実施した。市と医療機関、民間企業が協力して市民一人一人が接種する独自の「佐倉市モデル」を打ち出し、個別接種と集団接種の併用で接種率向上を目指す。

 訓練は65歳以上向けの接種を想定し、高齢者役の市職員30人を相手に医療スタッフ役が、間仕切りなどで仕切ったブースごとに手順を確認。二つの会場を用意し、最初の会場で受け付けをしたり看護師が予診票を確認し、別会場では医師らが問診やワクチンを接種し、接種済証を発行した。また接種後の副反応で容体が急変した市民を緊急搬送する訓練も実施した。

 同市の接種対象者は約17万6200人で、このうち4月以降の接種開始を目指す高齢者は5万5800人。市は「かかりつけ医」など約60の医療機関による個別接種と、模擬訓練を行った同施設と市民体育館での集団接種の併用を予定している。

 西田三十五市長は「商業施設での集団接種は公共交通もあり、高齢者も集まりやすいメリットがある」と説明。医療スタッフ役で参加した東邦大医療センター佐倉病院の長尾建樹院長(65)は「問診などをスムーズにやれるように、より実践的なトレーニングが必要」と話した。