青春18きっぷに組み合わせて旅をブースト! 線路をつなぐ船やバスに注目

青春18きっぷ 春シーズンのいま、どんな旅を計画してる?

今回は、青春18きっぷの列車旅に、船やバスを組み合わせると、移動の景色もいろいろ変わって、新鮮さがプラスできるかも……という例を。

広島エリア(高速バス)今治(JR予讃線)八幡浜(フェリー)臼杵・別府

たとえば、本州 広島・福山・尾道と、四国 今治を結ぶ本四連絡バス「しまなみライナー」と、JR予讃線の列車旅を経て、八幡浜港から宇和島運輸フェリーで九州 大分へ上陸するというルート。

まず「しまなみライナー」で検索すると、バスネットワークがいろいろ出てくる。

福山駅前7:50発のしまなみライナーに乗ると、今治駅前9:14着。運賃は2600円。

そこから、今治10:07発の予讃線普通列車などを乗り継いでいくと、八幡浜に13:46着。

八幡浜から30分ほど街並みをみながら散歩し、八幡浜港へ。

八幡浜港15:35発、臼杵(うすき)港行きの宇和島運輸フェリーに乗ると、臼杵港18:00着。運賃は大人2等で2350円。臼杵港から臼杵駅までは歩いて15分ほど。

また別の八幡浜港17:25発、別府港行きフェリーに乗ると、別府港に20:15着。運賃は大人2等で3150円。別府市街のホテルには21時にチェックインできる。

本州・四国を結ぶ海路はほかにもある

本州と四国を結ぶ海上ルートはほかにもある。

たとえば、和歌山港と徳島港を結ぶ南海フェリーは、大人2200円。所要時間はおよそ2時間。

徳島港と徳島駅を結ぶ路線バスは所要時間およそ15分。和歌山港へはJR和歌山市駅から南海和歌山港線で電車でおよそ5分。

また、広島宇品港と松山観光港を結ぶクルーズフェリーは、所要時間およそ2時間40分。運賃は4000円。

青春18きっぷでは乗れないけど、広島側で広島市電、松山側で伊予鉄の電車に乗るという楽しみも増える。

四国新幹線構想の名残を体感するなら淡路島バスルート

四国新幹線構想の名残を体感する本州・四国連絡旅なら、明石海峡大橋・淡路島・大鳴門橋を行くバスルートを。

「大阪 鳴門 バス」で検索すると、阪神バスや南海バスの情報がいろいろ出てくる。

大阪梅田~鳴門駅前の所要時間はおよそ2時間半。大阪梅田・なんば~徳島駅前の運賃は3800円。

大鳴門橋には、上が自動車、下に新幹線が通れるような構造でつくってあるから、「四国新幹線がここを通っていれば……」と想像する旅時間も、楽しい。

ことし2021年の 青春18きっぷ 基本情報

◆発売期間・利用期間

(春季用)
発売期間:2021年2月20日(土)~2021年3月31日(水)
利用期間:2021年3月1日(月)~2021年4月10日(土)
(夏季用)
発売期間:2021年7月1日(木)~2021年8月31日(火)
利用期間:2021年7月20日(火)~2021年9月10日(金)
(冬季用)
発売期間:2021年12月1日(水)~2021年12月31日(金)
利用期間:2021年12月10日(金)~2022年1月10日(月)

◆価格
12,050円(おとな・こども同額)

(画像はすべて2019年)

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