鷹・工藤監督、5回2失点の高橋礼の無四球を評価「あの高橋君が、出す時は平気で…」

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

阪神戦で連敗、真砂のOP戦2号には「小久保ヘッドが喜んでました」

■阪神 3-1 ソフトバンク(オープン戦・6日・PayPayドーム)

ソフトバンクは6日、本拠地PayPayドームで阪神とのオープン戦を行い、1-3で連敗となった。先発の高橋礼投手は5回を投げ2失点。4回には大山、マルテから2者連続で本塁打を含む4連打を浴びた。工藤公康監督の目には、先発復帰を目指す鷹のサブマリンのオープン戦初登板はどう映ったのか――。

先発の高橋礼は78球を投げ、許した6安打のうち、2者連続被弾を含む4安打が2巡目となる4回に集中していた。工藤監督は「失投はあったものの5回78球。無四球。評価していいと思います。本人の中で物足りなさはあるのかもしれないですが、トータルして開幕まで課題を持ってやることは大事」と話した。

さらに「四球も出さなかったわけですし、あの高橋君が。出すときは平気で3つくらい出すのに……」と笑いながら「本人がどれくらい満足するか、感覚としてどう捉えているかが大事。今後への課題はあった方がいいし(失点は)2点ですよ。良かったと思いますよ」と語った。

また、チームトップとなるオープン戦2号を放った真砂勇介に「(小久保)ヘッドがすごく喜んでましたよ」としながら「いい経験をしている」と目を細めた。オープン戦とはいえ、ファンが見守る本拠地で虎に連敗。指揮官は最後に「明日は何とか……」と、少し申し訳なさそうに頭を下げた。(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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