〝福原騒動〟も何のその! 石川&平野組が抜群の連係で国際大会V

卓球のワールドテーブルテニスで下位のツアー大会、WTTコンテンダー第1戦の各種目決勝が6日、カタール・ドーハで行われ、女子ダブルスで石川佳純(28=全農)、平野美宇(20=日本生命)組が台湾の陳思羽、鄭先知組を3―0で破り、優勝を飾った。

今夏の東京五輪の団体戦でダブルスを組むことが濃厚の2人は準決勝で早田ひな(20=日本生命)、木原美悠(16=エリートアカデミー)組を下して決勝に進出。息の合ったプレーを見せる2人は決勝でも抜群の連係を見せた。

第1ゲームは前陣での連続攻撃から先手を奪い、7連続得点などで11―6で先取。第2ゲームは平野のサービスから石川の3球目攻撃がさえ、11―8で連取すると、第3ゲームも主導権を握って11―6で圧倒して頂点に立った。

2021年初の国際大会で優勝し、東京五輪に向けて絶好の滑り出し。卓球界は2人の先輩、福原愛さん(32)の離婚騒動で揺れているが、そんな雑音を振り払うようなうれしいニュースとなった。

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