パラ競泳の日本選手権が6日、静岡県富士水泳場で開幕した。
木村敬一(30=東京ガス)は200メートル個人メドレー(SM11)に出場。「150メートルまではいいペースでいけたが、最後のクロールは苦しかった。(大会を)開催してくれたことがすごくうれしいことだし、全力で泳げたのが一番大きな収穫だった」と手応えを口にした。
100&400メートル自由形(S11)に出場した富田宇宙(32=日体大大学院/EY Japan)は「厳しかったですね。泳ぎをいろいろ変えたり、練習もそこそこできていたけど、気持ちの面でもたなかった」と悔しさをにじませた。
100メートル自由形(S4)に出場した鈴木孝幸(34=ゴールドウイン)は、新型コロナウイルス禍の影響で拠点の英国に戻れない状況が続いているが「いつ向こうに帰ってトレーニングするのがベストなのかは相談しているが、東京パラの前には向こうに1回は戻っていると思う」と展望を語った。
辻内彩野(24=三菱商事)は、100メートル自由形(S13)で日本新記録をマークしたものの「後半の15メートルが一昨年の世界選手権みたいにいっぱいいっぱいになったのがちょっと心残り。もうちょっと頑張れたなと思った」と顔をしかめた。
成田真由美(50=横浜サクラ)は、女子50メートル背泳ぎ(S5)に出場。「泳ぐ前はワクワクしていた。調子も良かったが、記録でいえば話にならない」と悔しさをにじませた。