ヤクルト・奥川恭伸投手が広島戦先発 今季初の実戦マウンドで上々の2回無失点

力投するヤクルト・奥川

ヤクルトの奥川恭伸投手(19)が7日の広島とのオープン戦(マツダスタジアム)に先発し、今季初の実戦マウンドで〝因縁の相手〟に2回を27球、2安打無四球無失点と上々の投球を披露した。

初回は140キロ台半ばの直球で押した。先頭の田中広は2球目の144キロ直球で詰まらせて捕邪飛。2番・菊池涼には外角に投じたスライダーを左前に持っていかれたが、長野は145キロ直球で一飛、プロ初登板となった昨年11月10日の対戦で2点二塁打と2ランを許した松山は左飛に抑えた。

2回はやや制球に苦しんだ。それでも先頭のクロンはこの日最速の148キロ直球で中飛に打ち取り、西川には左前打を許すも会沢は左飛に仕留め、飛び出していた一走・西川が戻れず、無失点で切り抜けた。

2年目の奥川はキャンプ終盤の2月下旬に右足の張りを訴え、慎重に調整を進めていた。

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