巨人が誇るムードメーカー、ゼラス・ウィーラー内野手(34)がハッスルプレーで先制点を演出した。
日本ハムとのオープン戦(7日、札幌ドーム)に「7番・左翼」で出場し、2回の第1打席で日本ハムドラ1・伊藤大海投手(23=苫小牧駒大)からチーム初ヒットとなる左前打を放った。
続く松原の打席でウィーラーは果敢にスタート。体重100キロの巨体がスピードを落とさず頭から二塁へ突っ込んだ。昨季3盗塁の助っ人はセーフの判定に最高の笑顔を見せた。
松原が四球、ドラ5ルーキー・秋広が2戦連続安打となる左前打で二死満塁とチャンスを拡大。FA戦士・梶谷がキッチリと中前へ2点適時打を放ち、ウィーラーが先制のホームを踏んだ。
前夜もウィーラーは2点適時二塁打を放った後に「集中して打席に入れている」とコメント。誰よりもチームメートの活躍を喜ぶ姿はGベンチを明るくしている。
入国規制により新外国人の来日の目途が立たないなか、日本7年目の助っ人が存在感を増している。