ドルトムント・ハーランド バイエルンへ禁断の移籍か

ドイツ1部ドルトムントのノルウェー代表FWエーリングブラウト・ハーランド(20)を巡って〝禁断の移籍〟の可能性が急浮上してきた。

欧州各国のビッグクラブによる激しい争奪戦が繰り広げられているハーランドだが、同じドイツの宿敵が獲得に本腰を入れることになった。

スペインの移籍情報メディア「ミオトラリーガ」は「バイエルン・ミュンヘンがドルトムントとの禁を破り、1億5000万ドル(約193億円)でハーランドに署名する用意がある。彼らは財政的に力を持っており、ハーランドと契約すると〝脅迫〟している」と報じた。

バイエルンMとドルトムントはドイツで永遠のライバル同士として知られており、両クラブ間の移籍は〝禁断の移籍〟と言われている。近年もFWロベルト・レバンドフスキや、FWマリオ・ゲッツェ、DFマッツ・フンメルスなどの大物が両クラブ間で移籍して物議を醸した。

ハーランドを巡ってはスペインやイングランド勢が有利とみられているが、ドイツの雄が豊富な資金力を惜しまず投入することを決断して有力候補に浮上する可能性が出てきた。

バイエルンMは昨季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)を制した現王者だけに、ハーランドにとってもステップアップとしては申し分ない。引き続きドイツでプレーする環境を変える必要がないことも追い風となりそうだ。

禁断の移籍が成立するのか注目が集まる。

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