DeNA前監督・ラミレス氏、再起を支援 茨城アストロプラネッツと協力 浜矢を指導

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茨城APの浜矢(左)を視察したDeNA前監督のラミレス氏=笠間市民球場

■プロ野球復帰目指す
プロ野球・DeNA前監督のアレックス・ラミレス氏(46)が、高いポテンシャルがありながら、プロ野球で活躍できなかった選手の再起を支援する活動を始めた。第1号選手として、独立リーグ、ルートインBCリーグの茨城アストロプラネッツ(AP)に今季加入した元DeNA浜矢広大投手(28)を選んだ。球団と協力しながら指導を続け、プロ野球復帰を目指す。

浜矢は最速151キロの直球と切れのある変化球が持ち味の左腕で、2014年にドラフト3位で楽天に入団。1年目からプロ初勝利を挙げたが、なかなか1軍に定着できず19年にDeNAにトレードで移籍した。しかし、20年は一度も1軍登板がないまま、戦力外通告を受けた。

その後、12球団合同トライアウトに挑戦したが、プロ野球球団との契約はかなわなかった。それでも、浜矢は「家族の後押しもあり、野球を続けたかった」と、メキシコリーグでのプレーを検討していたところ、ラミレス氏から声が掛かったという。

ラミレス氏は「高いポテンシャルを持っていても戦力外になる選手は多い。そういった選手を指導し、プロ野球やメジャーでの活躍につなげたい」と、「Project SAIKI 〜再輝〜」を始動させた。

7日、笠間市民球場で社会人クラブチームの全鹿嶋倶楽部との練習試合が行われ、浜矢が先発登板した。結果は多彩な変化球を織り交ぜながら3回を無失点に抑えた。

視察したラミレス氏は「球数が57球と想定より多かったが、球種の使い方が良く、全体として、いいできだった」と評価した。浜矢は「先頭打者への四球は反省点だが、全球種を試すことができ、変化球の使い方で収穫があった」と振り返った。その上で「(4月の)開幕までの一日一日を大切に、しっかりと調整していきたい」と意気込んだ。

ラミレス氏は、動画なども活用して指導していく。「茨城のファンの応援も受けながら活躍を果たし、プロ野球復帰をかなえてほしい」とエールを送った。