オープン戦初登板で2回4奪三振1安打無失点「自分のペースで投げられた」
■ロイヤルズ 4-3 パドレス（オープン戦・日本時間8日・ピオリア）
パドレスのダルビッシュ有投手は7日（日本時間8日）、アリゾナ州ピオリアで行われたロイヤルズ戦でオープン戦初登板。2回を投げ、4奪三振1安打無失点と上々のスタートを切った。あまりの仕上がりの早さに、米メディアからは「ダルビッシュは片目を閉じて投げるべきだ」との珍要求もあった。
ダルビッシュは初回先頭・メリフィールド、ベニンテンディを2者連続三振。モンデシーに右前打を許したものの、ソレアを見逃し三振に仕留めた。2回は2死からマクブルームを96マイルの球（約154.5キロ）で空振り三振に仕留めた。球団アドバイザーを務める野茂英雄氏から学んだフォークも投じ、ダルビッシュは「周りのことに気を使うことなく、自分のペースで投げられたと思います。去年同様、球が強かったというか伸びがあった。スプリットは試合の中で今日もいい球もありましたし、ちょっとずつ上達しているかなと」と手応えを口にした。
昨季日本人初の最多勝に輝いた右腕が好発進。米メディアからは称賛の声が寄せられた。米放送局「FOXスポーツ」のパドレス番レポーター、ボブ・スキャンラン氏は「パドレスでのデビュー戦でダルビッシュは素晴らしく見えた。2イニング、4奪三振、素晴らしい速球の伸びと素晴らしい全球種の制球力。これ以上を求めることはできない」とツイートした。
米メディアではドジャース・バウアーがオープン戦で片目を閉じて投げたことが話題となったばかり。地元ラジオ局「XTRA1360」のジム・ラッセル氏は「ダルビッシュは次に投げる時、片目を閉じて投げるべきだ。彼にとってはあまりに簡単なことのように見える」と称えた。（Full-Count編集部）
