誰かを励ます応援隊 ラストスパートへ

東京・江戸川区の荒川河川敷では、笑顔で旗を振る人や演奏する人など、自由に電車にエールを送る集団が話題になっています。

発起人のひとりである田中裕久さんは「コロナ渦で自分の友達も仕事を失う中、全国でも苦しんでいる人がいる」と思い、始めたと言います。

最初はだれもいない河川敷で始めた応援でしたが、様子を見に来た近所の人や、散歩中の人、通勤・通学前の人たちが徐々に集まり、総勢40人ほどが電車に向かってエールを送るほどになりました。

雨の日も風の日も毎日応援している姿に電車の乗客からSNSで「毎朝元気をいただいていました」「雨の日なのに開いた窓から声が聞こえました ありがとう」と、メッセージが飛び交っています。

さらに近くの小学校の児童たちも応援する人たちを応援するほどまでとなり、いつのまにか100人を超す人たちがお互いに励まし合うようになりました。

しかし、この応援は3月8日 月曜日の1回のみとなりました。

田中さんは「励ましているつもりが励まされていた。励ましあうと前向きになります。」と参加した人たちに感謝をしていました。

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