台湾の呂秀蓮元副総統が「福原愛騒動」に言及 中国の台湾感情悪化を警戒

福原愛さん

卓球女子で五輪2大会メダリストの福原愛さん(32)が、不倫疑惑と夫・江宏傑(32)のモラハラによる離婚を報じられて波紋が広がる中、台湾の政治家までが中台関係さらなる悪化を懸念している。

不倫疑惑は4日発売の「女性セブン」で、江のモラハラ実態は同日発売の「週刊文春」が報じ、日台で大きな話題となっているが、福原さんが抜群の人気を誇る中国国内でも注目度は高い。それだけに、一連の報道を踏まえてネット上などでは、福原さんを擁護する声が圧倒的で、江が大きな批判にさらされている。

そんな中、台湾メディア「蘋果日報」によると、台湾の呂秀蓮元副総統(76)が7日に台北で行われた「2021年女性平和フォーラム」に出席した際、「中国の世論は一般的に台湾人の夫を批判し、日本人の妻に同情している。中国の反台湾感情は、日本人妻のそれよりもさらに大きい。これは警戒すべきである」と語ったという。

今回の報道が出た時点で、中国の台湾感情悪化が指摘されていたが、実際に政治家まで懸念を表明。両者は歴史的に複雑な問題を抱えており、台湾側としては余計なことで中国を刺激するのは得策ではないと考えているようだ。

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