「奇誠庸は韓国のカズ」発言の〝論客〟にイエローカード

司会の坂上忍も驚いた

10日の浦和戦(埼玉)で、J1最年長出場&得点記録の更新に期待がかかる横浜FCのキング・カズこと元日本代表FW三浦知良(54)を巡って、なぜかフジテレビがザワついている。

3日に放送されたフジ系「バイキングMORE」では、サッカーの元韓国代表主将だったMF奇誠庸(キ・ソンヨン=32、FCソウル)が小学生だった2000年、サッカー部の合宿所でオーラルセックスを強要したとされる疑惑(奇誠庸は会見で否定)を取り上げた。

そこでカズを巡るトンデモ発言をしたのは、ゲスト出演した韓国の論客、金慶珠(キム・キョンジュ)東海大教授。金氏は「奇誠庸さんは奥さんもトップ女優なんですよね。韓流ドラマにもいっぱい出ている。そういう意味では、日本のサッカー界でいうカズのような存在感があるトップスターなんです」とキング・カズと〝同格〟と表現。これには坂上も思わず「えっ!!」と驚いた。

奇誠庸は韓国代表では3大会連続でW杯に出場し、主将も務めたが、日本のサッカーファンにとっては11年のアジア杯日本戦でゴールを決めた後、〝日本を侮辱する猿のモノマネパフォーマンスで物議をかもした選手〟として有名だ。

フジ関係者は「局内はザワついていますよ。あのカズが、下半身スキャンダルの渦中にある韓国選手と〝同格〟だなんて…奇誠庸がスター選手だったことは間違いないが、猿マネ騒動、性的暴行疑惑とスネに傷を持つ選手と日本サッカー界のキングを並べるとは。金さんはサッカーを知らないのでは」と苦笑いする。

同番組ではかねて刺激的なトークが展開されるが、今回はさすがに番組側が金氏に〝イエローカード〟を出したとの情報が浮上。母国寄りの発言でしばしばネット上で「反日」と叩かれる金氏だが「番組側から『(事実と)ちょっと違いますよ』と指摘されたようです」(前同)。

たしかに日本のサッカーファンからすれば、性的暴行疑惑渦中の奇誠庸とカズが比較されること自体、納得できない!?

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