レンジャーズ・有原がカブス戦に先発 持ち味を発揮3回1失点

カブス戦に先発した有原(ロイター=USA TODAY)

レンジャーズの有原航平投手(29)は8日(日本時間9日)にアリゾナ州メサでのカブス戦でオープン戦2度目の先発登板し、3回を投げて2安打1失点で黒星を喫した。味方の拙守が失点につながった。打たせて取る持ち味を発揮して打者12人に33球だった。試合は7回制でチームは7―9で敗れた。

初回、先頭ハップには初球、遊撃手が二塁ベース右にシフトを破られる中前打を浴びたが、続くリゾを二ゴロ封殺で一死一塁。3番ブライアントを注文通りに内野ゴロを打たせたが、遊撃手がはじいて、併殺打で終わるはずがピンチになった。4番ピダーソンに右前適時打を許して1点を失った。続く5番バエズは再び併殺コースの三ゴロを打たせたが、二塁に悪送球して一死満塁に。しかし有原は動じることなく、6番ボティに、このイニング5つ目となるゴロを打たせて遊ゴロ併殺打でピンチを切り抜けた。

2回は遊ゴロ、カットボールで詰まらせた遊飛、シンカーでボールの上っ面を叩かせた三ゴロに打ち取り、7球で三者凡退。続く3回は1番ハップを遊ゴロ、2番リゾを浅い中飛、3番ブライアントを二ゴロに打ち取り、11球で三者凡退に片付けた。

有原は登板後に行ったオンライン会見で「今日は持ち球は全部投げました。思ったところに投げられた球も多かったので良かった。前回は制球が良くなかったので、しっかり制球できるよう低めを意識してブルペンに入ったので、それをうまく試合につなげることができたかなと思う」と振り返った。

初登板した2日(同3日)のホワイトソックス戦では2回相当で5安打2四球と苦しみ、初回、2回ともイニング途中で打ち切られる屈辱を味わったが、2度目でしっかり結果を出した。

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