メッツが今週中にもリンドーアとの契約延長交渉をスタートか

メッツは今オフ獲得したスター遊撃手、フランシスコ・リンドーアとの契約延長交渉を今週中に開始するようだ。リンドーアは契約延長交渉をシーズン中に持ち越したくない意向を示しており、メッツはシーズン開幕までの約3週間で交渉成立を目指すことになる。また、複数の関係者によると、メッツは契約延長交渉を1人ずつ行う方針であり、マイケル・コンフォートやノア・シンダーガードより先にリンドーアとの交渉をスタートする。

メッツの球団関係者は今年1月にインディアンスとの大型トレードでリンドーアを獲得したときからリンドーアとの契約延長交渉を目指す方針を明らかにしていた。リンドーアはメッツのキャンプに合流した際、「契約延長交渉を開始する前にチームのことをよく知りたい」と話しており、キャンプ開始から2週間ほどが経過。このプロセスは昨年ドジャースと12年3億6500万ドルの契約延長を締結したムーキー・ベッツに似ていると言われている(2月に移籍、開幕直前の7月に契約延長)。

現在27歳のリンドーアの今季の年俸は2230万ドル。今季終了後には多くのスター遊撃手がフリーエージェントとなる予定だが、リンドーアもそのうちの1人である。多くの関係者は総額3億ドル以上の超大型契約になることを予想しており、先日パドレスがフェルナンド・タティスJr.に与えた14年3億4000万ドルの契約延長がリンドーアの契約にどのような影響を与えるか注目される。

なお、コンフォートもシーズン開幕までに契約延長交渉を終えたい意向を示しており、リンドーアとの契約延長交渉が長引くようであれば、メッツはコンフォートとの契約延長が困難になる可能性が高い。また、サンディ・アルダーソン球団社長はシンダーガードとも契約延長交渉を行う可能性があることを示唆しているが、シンダーガードはトミー・ジョン手術からのリハビリ中のため、リンドーアやコンフォート以上に評価が難しくなるとみられている。

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