東日本大震災から10年東北を描いたショートフィルム『未来のカケラ /Pieces of the Future』当時小学生だった原作者へのインタビュー公開!

ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略称:SSFF & ASIA)および株式会社ビジュアルボイス(以下、 ビジュアルボイス)は、 2011年3月11日に起きた東日本大震災から10年となる今年、 ショートフィルムを通じて今一度当時を思い出し、 この10年間のことを振り返り、 私たちが大切にすべきことは何か改めて考える時間を提案。

震災は多くの命や財産を奪った災害であったと同時に、 生き方や人生に大切なことを見直す機会になった。震災から5年後の2016年に制作されたショートフィルム『未来のカケラ /Pieces of the Future』は、 政府広報室が実施した東北支援のキャンペーン「東北を元気にする作文 短編映画化プロジェクト」で最優秀作品に選ばれた、 岩手県在住の岩間壮太さん(当時小学5年生)の「震災から4年と半年(感謝を忘れない)」を原作に、 SSFF & ASIAがプロデュース。

撮影は、 2015年12月に、 原作者の岩間壮太さんが住む大槌町の仮設住宅や復興工事現場などで、 町民の方々、 復興作業に携わる方々などの協力のもと、行われた。

SSFF & ASIAでは、 ビジュアルボイスが運営するブリリアショートショート シアターオンラインにてショートフィルム『未来のカケラ /Pieces of the Future』を改めて紹介するとともに、 現在は16歳、 この4月からは高校2年生になる、 岩間壮太さんにインタビューを行なった。

『未来のカケラ』を改めて視聴し、 物が壊れたとしても残り続ける「思い」の強さを感じたという岩間さん。 一方で時間と共に薄れていく記憶をくいとめる「物」、 長い間そこに有り続ける建築物の重要性を感じ、 陸上競技部の活動の傍ら、 建築について学ぶ大学の工学部進学に向けた勉強にも励んでいる。

インタビューでは、 5年前、 そして10年前と現在を比べて、 被災地や岩間さんの家族にとっての変化はどうあったのか、 高校生となった今、 これからの10年へ願う気持ちについてお聞きしている。

東日本大震災から10年

ショートフィルム『未来のカケラ / Piece of the Future』で考えるこれまでとこれから

ページURL https://sst-online.jp/magazine/9742/

『未来のカケラ / Piece of the Future』

作品配信URL: https://www.youtube.com/watch?v=c0nNvuP204I

監督: 渡邊世紀 / 制作国: 日本 / 制作年: 2016 / ジャンル: ドラマ / 尺: 15:17

出演: 須賀健太 大島麻衣 塩野瑛久 栗山航 戸塚純貴 六平直政

一軒家の建築現場。 見習い大工の壮太はある日、 棟梁の及川から一人でお客様の物置を造るよう命じられる。 一人前の大工として認められるための初めての「お仕事」に、 気合いの入る壮太。 しかし、 物置造りを進めていく中で、 まだ会ったことのない施工主に対して、 壮太にある疑問が湧く。 見習い大工としての何気ない日常から明らかになっていく、 壮太が大工になった理由。 そこには過去に自分と同じ痛みを背負った大切な人への想いが溢れていた。

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